説明
KOJO Crystal 3Pのモデルチェンジのきっかけとなった!?
KRYNA 電源タップ ACTP3
~開発ストーリー~
Helcaの紹介ページを見て「これは何??」と
お問合せが多くありましたので、ご紹介します♪
実はこの電源タップ、2018年にあるお客様からのご要望に応えるため
KOJOさんにOEMで作ったもの。
機器が増えるとタコ足になる悩み。
イベント会場などに持ち込むこともあるので、丈夫なのが良い。
他のメーカーからも出ているが、「せっかくなのでKRYNAのが欲しい。」
電源といえば日本を代表するKOJOさん。安全性に絶大な信頼がある。
製造に対する規制が多い電源周りでも満足なタップを作るため、可能なことを探った。
まず電源タップのボディ部となるシャーシの材料選びから。
現Crystal3Pの改良点こそがすべてを物語っているが、
その経緯を少しご紹介すると、
《シャーシの組み合わせ:トップ+ボトム》
スチール+スチール
アルミ+アルミ
アルミ+スチール
スチール+アルミ
を、試した。
安定度をかせぐには
ダブルスチールが良いと思うが
HGS的にはダメだった。
広がりが出ないのだ。
ダブルアルミではどうなったのか。
軽量であれば持ち運びも便利で良いのだが。
結果はNG。
広がりや軽さは出るようになったが
定位しない。
HGSの指針
奥行き、高さ、広がり
が好バランスで表現されるものが
やはり理想的だからだ。
やっぱり、、あの組み合わせが良いだろう。
薄々感じてはいたが、常識は常に疑う先代の精神を思い起こし
あの組み合わせを試す。
異種金属の組み合わせ
アルミ+スチールだ。
抜けの良さが現れた。
奥行き感と広がりが桁違いだ。
定位も安定し、音像が見える。
よし。これだ。
いや、まてまて。
スチール+アルミ
がもっと違った表情を見せるかもしれない!と、
頭の中にある情報を一度ゼロにして淡い期待を込めて試してみる。
惨敗!
音像は下がり音楽が地を這う結果に。
ステージ開発での試行錯誤が今回のタップにも活かされた。
それだけで終わらないのがKRYNA流。
シャーシの厚みを忘れてはいけない。
もともとは1.6㎜だった。ここに2mmを使いたい。
KRYNAのシャーシ(真空管アンプ)といえば2mm。
これより厚くても薄くてもHGSから遠ざかる。
そして、外枠のシャーシの内側にもうひとつ仕込みが。
コンセント部を浮かすためワッシャーを2か所装備。
ほんの小さなことではあるが、床から受けるシャーシの振動を
コンセント部に伝えない配慮を施した。
KOJOさんがM.I.S メカニカル・アイソレーション・システム
として自社製品にも採用してくれたことが嬉しい。
そして、ベースシャーシにはM3ネジ穴を開け
T-PROP(M3サイズ)を装備可能にしました。
外に持ち歩き、イベント会場や店舗など
あらゆるシーンでの使用において
ベースとなる電源を良い状態にしておきたい。
というリクエストでは、T-PROPも外せない。
そして最後は内部配線に着手。
銅の単線から、KRYNAの非売品ケーブル(これも特注品!)素線へ。
外側ボディの構造も大切だが、
HGSの再現性はこの内部配線だからこそ。
ユーザー様も納得!😊
見た目こそ本家本元に似ているが、
内容は唯一無二の仕上がりとなった。祝!
ということで、
数量限定ではありますが
KRYNA会員の皆様にも、お分けしたいと思いますので
ご注文お待ちしております!
そうそう。
試聴に使ったAcca5-Lも是非一緒に使って欲しい。
そして、これからは Helca2 も絶対に巻いてほしい。