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創業40年の歴史

サウンドミネの創業

KRYNAは、1978年に日本ビクター株式会社から独立した伊奈龍慶が、地域密着型のオーディオ&ビジュアルショップ「サウンドミネ」として創業しました。
小田急江ノ島線〈東林間〉の駅前に、テレビから家電まで扱う、いわゆる“街の電器屋さん”としてのスタートでした。
特に力を入れたのが、伊奈が大好きだったオーディオ製品。自ら国内だけでなく世界中のオーディオ機器を探し歩き、その中から厳選した商品のみを取り扱うというこだわりでした。
特筆すべきは、『広がり、高さ、奥行き』というオーディオの選び方(聴き方)の指針を既に持っていたことです。
当時、“好み”で選ぶのが通例であったオーディオの世界に、明確な判断基準を導入したことは先例のないものでした。

真空管アンプ製造へ

創業より数年後、オリジナル真空管アンプの開発にも着手。1985年に「KRYPTON」ブランドとして真空管アンプシリーズ「MH-25GC」、「ML-33」の販売を開始します。
また、スピーカーのバイワイヤー化、CDプレーヤーの別電源など、伊奈が手掛けた数々のチューニングは評判を呼び、様々なオーディオメーカーの社員から依頼されるまでになります。
この経験は、後のスピーカーシステムなど製品開発に生かされ、オーディオショップとしての枠を超えた仕事を手掛けるようになっていきます。

オーディオアクセサリーの研究開発

1980年代初頭には、オーディオシステムで三次元的な音場空間を再現するには、機器の振動対策やセッティングが重要であることを発見し、インシュレーター、ケーブルといったアクセサリー製品の開発もスタートしました。

  • スピーカースタンドの支柱に砂を詰める
  • スピーカーや機材の下にスパイクを取付け、受け皿を敷いて使う
  • ホスピタルグレードのコンセントへの交換
  • 電源ケーブルの交換

などなど

“オーディオは買ってきて接続すれば終わり”の時代に、アクセサリーやセッティングの重要性をいち早く説いてきたのは、伊奈の先見の明であったといえます。
これら実践の中で試行錯誤しながら培ってきた独自のノウハウは、全て現在のKRYNA製品の基礎となっています。
そして、『広がり、高さ、奥行き』と表現していた創業当初の判断基準は、変わることなく脈々と受け継がれ、現在KRYNAが提唱する『広がり(X)、高さ(Y)、奥行き(Z)』を描く三次元音像の空間表現『HGS:ホログラフィックサウンド』へと至るのです。


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