D-PROP extend

「D-PROP extend」概要

「D-PROP extend」は、スパイクと受け皿（カップ）が一体式になった画期的な構造のインシュレーターです。
2段重ねのスパイクと特殊溶液で、音を濁らせる微振動や高調波歪に抜群の効果を発揮。
振動により歪められている音楽信号から、本来の三次元情報をよみがえらせます。

学会レベルの精密なメカニズム

近畿大学工学部の西村公伸教授と伊奈龍慶（KRYNA創業者）による、特許技術「振動防止支持装置」をベースに開発されたのが、この「D-PROP extend」です。

金属製のカップに2段重ねに封入したダブルスパイク構造で、従来の１段では不可能だった圧倒的なレベルの振動処理を可能にします。さらにカップの中に特殊溶液を満たすことで、接点の絶縁効果を高め、金属特有の鳴きや音色感を排除しました。

メカニックダイオード構造の２段階のスパイクを通ることで、機器の振動エネルギーを外部に逃がし、特殊溶液で効果的に減衰。さらに絶縁効果により外部からの振動は無効化。実験データで解明された前例のない技術です。

D-PROP extendならではの明確な音質改善効果

「D-PROP extend」による高調波歪の低減と振動絶縁効果は、音色感を変えずに目覚ましい音質改善効果を実現します。
まさに「HGS：ホログラフィックサウンド」の再現に欠かせないツールです。

1.クリアで抜けのよいサウンド

弱音域が美しく、雑味感や濁り、歪っぽさが取れ、軽やかで抜けのよい音を再現。

2. 音像定位の明確化

音像定位がシャープではっきりし、前後の位置関係も明瞭になる。
プレーヤーなどの再生装置に使用した場合、特に高さ方向への改善が顕著で、音像は視線の上に上がり、スピーカー後方に定位。
音がスピーカーから離れ、三次元の音場空間を体感できます。

3.正確でナチュラルな空間再現

正確なステレオイメージを描き、録音現場の空気感までもリアルに再現します。
プレーヤー、アンプはもとより、映像機器でもめざましい効果が期待できます。

無限の可能性を秘めた溶液技術

D-PROPの内部溶液は、2006年の発売以来、絶えず改良を行っています。
最新のインシュレーション溶液『Sticky（スティッキー）』は、C-PROPの研究過程で誕生した”餅の様な粘性とバネ性を有した“溶液で、近年の研究結果によれば、特に高周波領域の振動やノイズに目覚しい効果を発揮することが判明しています。
「D-PROPextend」では、この『Sticky（スティッキー）溶液』を専用に成分調整をしたものを使用しています。

実測データで証明されたD-PROP extendの優秀性

D-PROPextendの効果は、近畿大学工学部 西村公伸教授による実測データからも裏づけられています。
機器を直接設置やシングルスパイクで受けた場合と、ダブルスパイクで受けた場合とでは、
高調波の振動レベルにハッキリとした差が確認できます。
それも2次、3次、4次…と、高次の高調波成分まで有効に処理することができるため、音の濁りやざらざらした雑味感、不用なカラーレーション（色づけ）がすっきりと除去され、本来のサウンドが生き生きと再現されます。

【実験１】

スピーカーからでる放射音の高周波歪を測定。正弦波信号をアンプにて増幅しネットワークを介してスピーカーに印加し、スピーカー正面に設けたマイクロフォンで集音。その放射音の信号をFFTアナライザで解析。

放射音測定装置概要

10kHz正弦波入力の場合

2次、3次、4次、5次、全ての高調波に対して歪成分の大幅な減少が確認できる。
スタンドに直置き、シングルスパイク構造に対してダブルスパイク構造が、高調波に対して抜群に優位であることを示している。

【実験２】

電子天秤をテーブル（71）に置き、支持装置（75）を介してボード（72）の上に設置。
テーブル（71）の上にゴムボール（76）を36cmの高さから落としテーブルに振動を与える。
その振動による電子天秤の数値変化を測定。

電子天秤測定装置概要

測定結果

ダブルスパイクの支持装置が、直接またはシングルスパイクで置いた場合に比べ、最も小さな変化量であった。
またダブルスパイクの場合、測定値のバラつきがなく振動絶縁がかなりの効果を出していることが明白である。

製品仕様